<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 曲江感秋>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 曲江にて秋に感ず>
<BookPage: 120-121>
<UsedPage: 2>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
沙草新雨地，
岸柳涼風枝。
三年感秋意，
幷在曲江池。
早蟬已嘹唳，
晚荷復離披。
前秋去秋思，
一一生此時。
昔人三十二，
秋興已云悲。
我今欲四十，
秋懷亦可知。
歲月不虛設，
此身隨日衰。
闇老不自覺，
直到鬢成絲。
<End Poem>
<Translation>
雨あがりの地面には沙草がはえ、すずしい風が岸のヤナギを吹いている。この三年間の秋のさびしさは、みな曲江の岸にあつまっている。アキセミはもう鳴き、時季をすぎたハスの花も散っている。先年の秋と去年の秋との悲しみが、みなこの時によみがえる。むかし潘岳は三十二で、秋を悲しむ詩を作った。わたしはもう四十歳になろうとしている、秋の悲しさもしれよう。歳月は名だけのものではない、このからだは日々に衰えてゆく。いつとはなしに老いるので自分ではわからず、両鬢が白くなってしまう。
<End Translation>
<Formatted Translation>
雨あがりの地面には沙草がはえ、すずしい風が岸のヤナギを吹いている。
この三年間の秋のさびしさは、みな曲江の岸にあつまっている。
アキセミはもう鳴き、時季をすぎたハスの花も散っている。
先年の秋と去年の秋との悲しみが、みなこの時によみがえる。
むかし潘岳は三十二で、秋を悲しむ詩を作った。
わたしはもう四十歳になろうとしている、秋の悲しさもしれよう。
歳月は名だけのものではない、このからだは日々に衰えてゆく。
いつとはなしに老いるので自分ではわからず、両鬢が白くなってしまう。
<End Formatted Translation>